それは「病気」だよ。勇気のある子はそれを持っていくんだよ。
※この記事は「たましいのおうち」公式HPのブログに掲載していたものです※
こんにちは。木のおもちゃ作家 あるみです。
先日、娘が小学校の図書室から本を借りてきました。
「K(弟)の事が書いてあったから、借りてきたっ!」
とのこと。
さっそく読み聞かせしてもらいました。
その本は、胎内記憶をもつ女の子のおはなし。
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産まれる前は神様のところにいて、
お母さんを決めようねと言われました。
お母さんのところに行く日が決まったら、
神様から体をもらって、
お母さんへのプレゼントを一つ選びます。
どれを選んでもいいのです。
とってもキラキラ光るプレゼントがありました。
それは、「病気」だよ。
勇気のある子はそれを持って行くんだよ。
私はそれは選べませんでした。
お母さんのところへ行く時は、
どんな方法で降りていってもいいのです。
プレゼントをお腹に入れて、私は虹のすべり台で降りてきました。
私が持ってきたプレゼントは「忘れない」です。
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ざっとこんな内容でした。
娘は、弟が、
本当に勇気のある子だったんだ!!
という確証が得られたことが嬉しかったようで、
何度も嬉しそうに言っていました。
私もとても感慨深かったです。
私達は常々、
息子は自分の使命を全うして、
たった1人で旅立ったという事実に、
勇気のあるやつだと思っていましたが、
産まれる前から、それを享受したことこそが勇気なんだな~と。
だけど、このおはなしを聞いた私の興味は全く別のところにありました。
というのも、
娘は3歳ぐらいから今でも、
ごくたまに、産まれる前の話をするときがあって、
その度に、私は、
へぇ~! ほぉ~!
と興味深く聞いているのですが、
いつどんな質問をしても
常に内容が一貫しているので、「事実」として受け止めています。
この本には、その内容とほぼ同じことが書かれていたのです。
娘のおはなしはこうです。
産まれる前はみんな神様のところにいて、
神様のお手伝いをしている。
兄弟姉妹は同じ雲にいる。
上からお父さんやお母さんを見ている。
お母さんのところに行く時は、
自分で「今だ!」と思ったら行く。
娘は、
「お母ちゃんが、スカベッキー(スパゲッティ)を食べている時に、
口から入った」
というのを3歳から語り継いでいます。
10歳の今でも変わっていません。
さすがにもう、スカベッキーとは言わないけど。 笑
そして、お母ちゃんの所に行くとき、
弟に呼び止められて、
「ぼくもあとから父ちゃんとお母ちゃんのところに行くけど、
ぼくは神様のお手伝いをしないといけなくて忙しいから、
行ってもすぐにこっちに帰ってくるね」
と言われたそうです。
これを初めて聞いたのは、
息子が亡くなってしばらくしたある日。
お風呂の中で突然話し始めました。
当時、息子の一連を、娘が妙に納得ずくでいるのは、
まだ3歳だからかな~とか思っていましたが、
あら、知ってたのね・・・
と思ったら、逆にこっちが納得できました(笑)
その後も、年に1度ぐらいのペースで
思い出したように話しだす事があります。
また赤ちゃん欲しいな~と思って、
K以外に、ほかにも誰か雲にいた??
って何度か聞いたことがありましたけど(笑)、
娘はじーーーと考えて、
「ふたりだった!」
と毎回確信を持って答えるんです。
そのくせ最近、弟か妹が欲しいとか言っていますけどー。。。
いつも聞いていた娘の「おはなし」が
思いがけず現実となって目の前に現れたので、
お母ちゃんとしては大いにびっくりしました!
絵本の題名は、
「うまれるまえのおはなし」
ひだのかな代
ポエムピース
たましいのおうち
最後にしてあげられることだから、自分たちで骨折って用意してあげたい。旅立った天使がいつでも帰って来られる家族としての居場所を。みんなの手が届く、心を寄せる場所を用意してあげたい。