絵本「たましいのおうちの物語」原作アート展やりました!
2023年夏、京都府宇治市にある、
絵本と木のおもちゃの専門店『キッズいわき・ぱふ』さんが
絵本「たましいのおうちの物語」の発刊を記念して、
原作アート展を企画してくださいました。
「やりませんか?」って言われたとき、
嬉しすぎて「やりましょ!やりましょ!」
って勢い良く言ったんですけど、
いざ、準備に取りかかってみたら、
作品全部作り直さないと『絵』にならない?
という現実に遭遇しました?
絵本を作る時、
ラフスケッチから作品を作り、
その作品を写真に撮る工程で、
スケッチと実際の作品との整合性を整えるのに苦労したけど、
(その時のブログはこちら→ https://arumitoy.net/atblog/spirit-story1/)
今度は、絵本になっている絵(写真)を、
実際に見てもらえる展示物(作品)にするために、
作り足したり、作り直したりすることに・・・?
一体ナニをやっているのか、
自分でもよく分からなくなりましたけど?、
ヒト様に観てもらうってそういうこと。
「観られるモノ」にする時、
写真の場合は、画角の中に配置すれば、
その周りの空間は勝手に切り取られるワケなのですが、
現実世界でそれをすると、ただ「並べただけ」に過ぎず、
実際は「観られたもんじゃない」のです。
だから、フレーミングっていう言葉があるんですねぇ。
それで、今度は全てをフレームの中に収めないといけないんですけど、
これがまた・・・
写真で撮る場合は、
奥に配置するものほど背を高くしておかないと「絵」にならないですが、
フレームに収めるには、全部同じ高さじゃないといけない!
もう、本当に、人間の目って、
見たいように見てるんだ?って事を痛感しました。
そしていざ、搬入!
2〜3時間で終わるかと思っていたら、
たっぷり6時間かかりました?
あーでもない、こーでもない、
煮詰まってランチに連れ出してもらって、
午前中の作業全部やり直して、
やっとのことで、森の精たちの棲む空間を創ることができました。
会場は、おもちゃ屋さんなので、
この絵本の事なんて知らない方のほうが沢山いらっしゃるわけで、
原作展やってるなんて知らない方もいらっしゃるわけで、
そういう、なんの予備知識もない方の目に触れたときにも、
アートとして楽しんでもらえる空間になったかと。
絵本を知っている人々は皆、
まじまじと隅々まで見て、
「絵本で見るのと実物見るの、全然違う‼️」
と声を揃えて言ってくれました?
それに木ってやっぱり生き物だから、
ソコにあるだけでエネルギーを感じるんです。
毎日眺めていても、毎日感じる。
これはぜひ体感してほしいと思っていたら、
ぱふのスタッフさんが、
「毎朝掃除する時、この棚の前だけいい匂いがして、ほんわかするんです?」
っておっしゃってました❣️
やっぱりな?