愛する子の供養をありきたりにしたくないあなたへ
大切な人だからこそ「お仏壇」に抵抗があるあなたへ
木のおもちゃ作家 あるみです。
私は大切な天使にお仏壇を用意するのに抵抗がありました。
こんなにかわいくて大切な子を、
とっても形式的で遠いところに行かせてしまうような気がしたし、
そこに愛を感じられるとも思えなかったし、
そもそも家にお仏壇がなかったし。
大切な人を供養してまつるのに、
形式的である必要性を全然感じられませんでした。
お仏壇を否定するつもりはありませんが、
でもそこに向かって、毎日お祈りする自分の姿は
想像できませんでした。
私が欲しかったのは、
家族みんなが、毎日顔を合わせるように、
当たり前に自分たちの側にあるもの。
愛情をもって接することのできるもの。
お友達にも愛をもって見てもらえるもの・・・。
なんというか、
いつでも誰にでも愛おしく思える存在であってほしかったのです。
そして、いつでも誰とでも息子の話ができるきっかけであってほしかったのです。
だから、何にもとらわれずに、
本当に自分の希望の通りのものを作りました。
家族みんなと、訪れてくれた人達みんなが関われるものを。
幸い、私は自分で作れるから作りましたけど、
作れなかったらどうしていただろうと考えたことがありました。
きっと調べに調べて、どこにもないことが分かると、
作ってくれる人を探しただろうなと想います。
訪ねていって、どうしてもあなたに作って欲しいと懇願したと思います。
そう思った時、
これこそが私がやならければいけないことなんじゃないかと思えたのです。
以前の私と同じような悩みを抱えている人の訳に立てるのは、
紛れもなく私なのではないかと。
同じ経験をしているからこそ、分かるとこはたくさんあるし、
人の想いを形にすることができる。
そしてそれに私自身が喜びを感じる。
だから私は、
木のおもちゃ作家として、それを使命と感じています。
いのちの始まりと終わりを見つめること。
それが息子からの贈り物だと思っています。
このような経緯でこれをやっていくことにしました。
「たましいのおうち」という名前で天使たちの居場所を作っていきます。
ホームページ内では私の経験もくわしく綴っています。
たましいのおうち
最後にしてあげられることだから、自分たちで骨折って用意してあげたい。旅立った天使がいつでも帰って来られる家族としての居場所を。みんなの手が届く、心を寄せる場所を用意してあげたい。