自然に寄り添う生活の提案と実践その1
手始めに、洗剤についてです。これは以前にもここに書きましたが、重曹とクエン酸です。知り合いやお客さんから使い方教えて~とよく聞かれます。たまにややこしいですが、汚れが酸性かアルカリ性かを知れば簡単です。
我が家の場合、重曹とクエン酸にセスキ炭酸ソーダと過炭酸ナトリウムも加わりました。セスキは重曹と炭酸ソーダを混ぜたもの、過炭酸ナトリウムはいわゆる酸素系漂白剤です。ともに自然分解しますので、環境への負担が少ないのです。用途に応じての使い分けが必要で慣れるまではややこしいかも知れませんが、混ぜるな危険!というようなこともなく、イヤなニオイや飛び散りなんかも気にしなくてすむので使っていて気持ちがいいです。皮膚に付いても中和させればいいだけですしね。
具体的にどんな風に使っているのかというと、まず台所。油汚れ以外のものはアクリルたわしでささっと洗って、あとは主にセスキです。シンクの掃除もセスキです。シンクや排水溝をちょっとサボっていてこりゃいかん!というような状態の時は、重曹とクエン酸でよごれを浮かせてからこすります。換気扇周りとかの油+埃のような汚れは重曹かセスキを溶かした水につけて布で拭くとさっとキレイにおちるんですねー。重曹とセスキはアルカリ度(洗浄力)が違うだけで、この場合使い方は一緒です。シンクなど研磨作用がほしい時は重曹を使います。水垢にはクエン酸です。ふきんや食器の漂白は過炭酸ナトリウム水に浸しておきます。イヤなニオイもありません。焦がしてしまったお鍋は重曹水につけておけばツルリと剥がれます。
次に洗濯です。洗濯洗剤にはセスキ、リンスにはクエン酸です。クエン酸はセスキのアルカリを中和させる為です。フワっと仕上がります。洗濯槽が汚れる事もなくなります。むしろ毎回洗濯槽も一緒に掃除されていることになっちゃいます。ピロピロした昆布みたいな汚れが出てくることもないんです。衣類の漂白には過炭酸ナトリウムです。セスキでお洗濯すると洗剤のニオイなんかもなくなるし、蛍光増白剤も入っていないので赤ちゃんの衣類も一緒に洗えます。余談ですが、出産準備にあたって赤ちゃん用品の多さに辟易したものです。何に於いても赤ちゃん専用のもの。なんで!そんなのおかしい!赤ちゃんに使えないようなドクはオトナにだってよくないはずである!というような持論を展開して、あるみ氏が至った結論としては、「オトナが赤ちゃんに合わせればよい」ということになりました。そんな訳ですので、我が家には赤ちゃん専用の代物はありません。特別扱いはいたしません。オトナにだってそんな刺激は必要ないと思うんですよねー。
話がそれましたが、次はトイレです。トイレは重曹とクエン酸です。重曹はフタに何カ所か穴をあけた瓶に入れてあります。消臭効果があります故。そして掃除をする時にはそれをふりふりすればドサッと出てしまうこともくお手軽です。トイレの使用後にクエン酸水をシュッシュとしておけばキレイが長持ちです。お客さんがいっぱい来たりして人数が多いとこのクエン酸効果はよくわかります。全然違いますよ。ま、これは皆さんの協力があってこそですが。我が家に遊びに来られる方は、トイレ使用後にシュッシュしてくだい(笑)
これだけで家中ぴかぴかです。ただ一つ難点は、あらゆる種類の白い粉のストックがいっぱいなことです(笑)要は「慣れ」なのですが、ウチのダンナどのは長期留守にする事が多く、帰ってくると「これ、何用だっけ?」と言っています。そして決まって「白い粉だらけー!」と叫んでおりますが、享受してくれています。
これらについての詳しい使い方やなんかは、専用の本がたくさん出ていますのでもっと知りたいと言う方はそちらも参考にされるといいと思います。
洗剤についてはこれぐらいにして、次回は生活全般の試行錯誤について紹介したいと思います。