木のおもちゃ作家、多胡歩未はどれぐらいヘンタイか!

木のおもちゃ作家 多胡歩未です。

たまには、というか、これから、というか、

私のソウルを語りたいと思います!

あ、笑いましたね?

そうでしょう。

私が1番ウケてます。

木のおもちゃ、どれぐらいやってるんですか?

ってよく聞かれます。

そうですね〜。

学生時代からやっているので、

もう20年ぐらいですかね。

愛ですよ。これは。

でも愛の形って変わってくるんですよ。

男女の関係と一緒で(笑)

最初は、「木のおもちゃ」が大好きでした。

あらゆる木のおもちゃの、

その形、表情、色、質感、佇まい。。

見ているだけで胸が熱くなって、

ドキドキして、もう存在自体が愛おしい。

おもちゃ屋さんで酸欠でしたよ。いつもいつも。

クォーターarumitoy 木のおもちゃ きりん

それから自分でも作るようになったら、

「作る行為」そのものが好きになりました。

切って、削って、磨いて、叩いて、塗って・・・

この手で創り出すその行為に魅せられました。

それができる事への幸せ。

ずっとこれがやりたかったんだ〜!

何十時間だってやってられる。

あ〜、今日人生が終わっても何も言うまい

と思えるほど。

arumitoy 多胡歩未 木のおもちゃ作家

そして、腕が上がって来ると、

「材」を見つめるようになりました。

切る度、削る度に変わる表情。色。木目。

一つとして同じものはない。

こんなにamazingな材料って他にあるのでしょうか?

あらゆる材を使ってみたくて、見てみたくて、

買ったはいいけど、もったいなくて使えないから、

もう一回買う。

そんな事をしているから、

アトリエには材料が溜まる一方。

それをひっそりと愛で、撫で、頬ずりする幸せ。

たまりません!

arumitoy 材料 木材

そして今、材料の元の姿、

「木」が愛おしいです。

今のアトリエに移転してきたのが2年前ですが、

工事の時に、

庭に生えていた大きなモチノキと、

伽羅木を切りました。

それを目の前で目撃して、

もう胸が苦しくて苦しくて。

胸を鷲づかみされて、ゆさゆさされて、

叩きつけられているような感覚でした。

そして「いのち」を再認識しました。

あぁ、木はいのちなんだ。循環するんだと。

伐られたた木を見て、私がやらなきゃ!と思いました。

新しい姿に変わって、

また生きられるんだ、この子達は!って。

それを実践して伝えていくのが、

私の仕事なんだ!って思いました。

木は森に生えています。

木のいのちは森の循環の中にあります。

「木のおもちゃ」は私を森に導いてくれました。

reason_block

おもちゃ屋さんで酸欠だった私は、

今、いのちの循環にたどり着きました。

この先はどこに行くのでしょうか?

また新しい愛の形があるのかも知れません。

それでいいと思います。

その時々で、伝えたい事を伝えていきます。

そろそろ「木を食べる」時代になってきている

というハナシも聞きます(笑)

愛は食い意地に変わっていくかも知れません!

もう、丸ごと取り込みたいんですっ!

とか言っているかもね。

木材フェチ多胡歩未の作品はこちらでご覧いただけます。

arumitoyでのお買い物が、どのように「森を100年後の子ども達につなげる」のかご覧ください。