ナラ枯れ材も木のおもちゃに生まれ変わる
カシナガキクイムシはアーティストだと思う
木のおもちゃ作家 あるみです。
今日は定休日を利用して、近くの森を歩いてきました。
森補給完了です!
森の入り口には紅葉したモミジ。
この森は、モミジ、コナラ、クヌギ、ソヨゴ、スギ、ヒノキ、など
多彩な雑木林で、ところどころに竹も生えていました。
とても気持ちのいい場所です。
雑木林は楽しい!
そして、イノシシや鹿の痕跡も。
いわゆる日本の里山です。
そしてここもご多分にもれず、ナラ枯れが見受けられました。
トレイルをふさぐようにコナラが倒れている所もありました。
今、日本中で深刻な問題になっているナラ枯れは、
カシナガキクイムシが犯人です。
この輩は、風に乗って飛ぶので、被害がどんどん拡大してしまうのです。
とっても悪いヤツ、カシナガキクイムシ!
そして、ナラ枯れをおこしてしまった木は、
木材としての価値が下がります。
だって虫食いの穴だらけですもの。
だけど、そんな材もarumitoyにはあるんです。
以前に、何かに使えないか〜?と
運び込まれてきたナラ枯れ材、
なかなか使う機会がなかったのですが、
最近、思い切って使ってみたら、
なんと、
なんていいアジ♡
これです。これ。
ビンテージハウスができちゃいました!
これをいっぱい並べたら、ビンテージニュータウン。
古いのか、新しいのか、どっちなんだい!
そもそもナラは、
堅くて木目もキレイで、家具などに使われる人気の樹種です。
だから、虫が喰ったって、材の実力はあるわけですよ!
そこに、この穴!
とっても悪いヤツ、カシナガキクイムシ!
だけど私にはアーティストに見える。
アナタ、良い仕事しましたね!と言ってしまいそう。
いや、だから、
喰われてしまったものはしょうがない。
だからアーティスティックな材として、みんなで使いましょうよ!
と言いたい!
どんな木も、最後まで大切に使いたい。
それがarumitoyのコンセプト。
いのちの循環が森を作ります。
ちなみに、
ナラ枯れにはカシナガトラップがおすすめです。