アトリエがオープンして今日でちょうど1年が経ちました。まぁ、早いもんです。びっくりします。春までもうちょっとというこの時期はまだ寒い日々でした。薪ストーブもなく体を動かして暖をとっていましたっけ(笑) 閑散としていた場所は、今ではマシンが日々稼動し、まったりごろごろできる秘密基地(2階のお部屋)があって、いつでも人が訪れられるミニミニギャラリーもできました。倉庫でしかなかった建物がアトリエとして機能するようになったんですから、そりゃたくさんのことがありましたさ。でもまだまだ進みます。やりたいと思った事は片っ端から手を出してみます。そうすると、楽しいんです。これからどんな風に展開するんでしょうね。全くもってナゾです。来年の今ごろ、どこでナニをしていることやら。
冬ももうすぐ終わりというこの時期、あるみ氏はアトリエで小さな楽しみを見つけました。薪ストーブ料理です。朝アトリエにやって来て、お昼ご飯を仕込むのです。最近は薪ストーブとお友達です。かなり仲良くなりました。火加減の調節も大分上手くなりました。基本はひとつ鍋料理です。朝、火を付けてお鍋を置いて仕込んでおくと、お昼にはいい匂いをさせあるみ氏を待っていてくれます。なんて贅沢なんだろう!ストーブは200℃以上あるので、なんでもできます。じっくりじわじわできてきます。アツアツコーヒーや紅茶はもちろんのこと、目玉焼きもトーストもへっちゃらです。お餅も焼けるし、リゾットもスープもお雑炊もなんでもござれ。フレンチトーストを浮かべたスープなんて、なんだかカフェでランチしている気分です。そうしてまた午後からお仕事頑張るのです。ドイツにいる時から、自分のアトリエには必ず薪ストーブを置くんだ!と決めていました。でもこんな楽しみが手に入るなんで、ちょっと計算外~!嬉し。
これも、1年前では考えられない状況です。薪ストーブの煙突用に開けた壁の穴から吹く風が寒くて恨めしかったのを思い出します(笑) 薪ストーブのある今も、この建物は屋内のくせに通気性がよすぎるのですが・・・。
それでも、そんなことより楽しくて嬉しいことの方が勝ります。ギャラリーに遊びに来てくださる人々とお話したり、励ましのメールをいただいたりと、もう「一人ぼっちの制作」ではなくなってきました。その分責任も感じますが、喜びの方が大きいです。最近、「おもちゃをつくっていて、嬉しい事はなんですか?」とよく質問されます。なんだろ、なんだろ。と考えた末、いつでも行き着くところは同じでした。いつも気になるのは、arumitoy達のその後です。いつかどこかの街で偶然出会う事ができたらどんなに嬉しいか!ふらっと入ったお店でお出迎えしてくれたり、おんぶされた赤ちゃんが握りしめていたり、はたまた泣きじゃくるガキンチョをあやすのにお母さんが使っていたり・・。
どう考えても、一番嬉しい事は、arumitoyのアトリエを巣立っていったおもちゃ達のその後の物語を知る事でした。
(update 2005.03.01)